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「ファミリーを大切にしない奴は、決して本当の男にはなれない」

映画『ゴッドファーザー』の名言です。

なぜ、KENJE GROUPは巨大組織をつくることができたのか？

ヒントは『ゴッドファーザー』で描かれた”家族愛”にあります。

今日のブログでは、2020年11月に発売した『ゴッドファーザーと２つのファミリー』より、神奈川県藤沢市を中心に展開するビッグサロンチェーン・KENJE GROUP本多会長の言葉からその秘密を解き明かします。

巨大組織を成長させた男が、最も大切にしたものはファミリーだった

書籍タイトル『ゴッドファーザーと２つのファミリー』は、フランシス・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』から取っています。

映画『ゴッドファーザー』で描かれた初代ゴッドファーザーが最も大切にしたものがファミリーだったように、KENJEの初代ゴッドファーザー・飯嶋勝男氏も、２代目ゴッドファーザー（本書の主役）本多義久氏も、３代目ゴッドファーザーの現社長・西山和平氏も最も大切にしてきたのが1000名以上のスタッフたち。

スタッフを家族のように思い、組織を継承してきた“家族第一主義企業”がKENJE GROUPなのです。

「なぜKENJE GROUPは巨大組織をつくることができたのか？

　答えは「２つの家族」にあリます。

「小さな家族」と「大きな家族」

本書『ゴッドファーザーと２つのファミリー』では、２つのファミリーに分けて、本多会長の考える家族経営学をまとめています。

１）小さな家族＝個店の強化

・自立を促す組織づくり

・技術力と人間力

・３つの”し”と３つの”財布”

・リーダーシップと店舗マネジメント

２）大きな家族＝グループの強化

・のれん分けフランチャイズ

・チャレンジFC／リターンFC／リタイヤメントFC

・ドミナント戦略

・個店をサポートしグループをまとめる本部機能

名経営者は名詐欺師

2019年の12月、KENJE GROUPは１人当たりの生産性100万円を達成しました。

本多会長はその年の秋口に「12月に100万やるぞ。1000人で100万やったら10億だぞ！」と皆に発破をかけたと言います。

これが人を動かす言葉の力。

本多会長は講演会などで挨拶をするとき、「皆さん、美容師さんですよね。私は詐欺師です。同じ“師”同士、よろしく」などと挨拶をすることがあるそうです（笑）。

まさに名経営者は名詐欺師。

言葉は組織を動かす血液のようなものであり、人をその気にさせ、奮い立たせるきっかけをつくリます。

そして本多会長の言葉の奥には「一緒にやろう」「ともに成長しよう」という家族愛に満ちていて、そのような言葉を選んで伝えてきたからこそ、KENJE GROUPは大きくなったのです。

KENJE GROUPゴッドファーザーの言葉

本書ではまだまだたくさんの本多義久語録が、スタッフとの対話形式で掲載されています。

心のマネジメントと家族経営学

『ゴッドファーザーと２つのファミリー』

本多義久（KENJE GROUP）with KENJE GROUP ALL FAMILY・著

B５判変型　本文176頁

定価：3,850円（税抜価格3,500円）

日本最大級の美容室フランチャイズチェーン・KENJE GROUP。創業50周年を迎えるにあたり、初めてまとめられたサロン経営の指南書。個店（小さな家族）づくりからグループ（大きな家族）の仕組み化まで、組織づくりの手法をスタッフとの対話形式でまとめています。