その１秒を、もっと濃く もっと楽しく

施術時間が長いぶん、エアタッチのメニュー化を躊躇しているサロンも多いと聞きます。

しかし、客単価が高く、チームで施術できるエアタッチ。実は「タイムパフォーマンスが高い」ことが、”はんぺん君”ことREDEAL　中村雄樹さんのサロンワークで明らかに！

書籍『６人同時エアタッチ』より、サロンワークでエアタッチを効率的に施術する方法を伝授します。

タイムパフォーマンスは上げられる！　６名同時エアタッチ

１日６人のお客さまを担当するはんぺん君。全員がエアタッチ客のことも多いといいます。

アシスタントは１〜２名。カウンセリング〜カット〜エアタッチ〜オンカラー塗布など、１つの施術を１５分で区切るようになってから、サロンワークが上手く回るようになったそう。

アシスタントに任せるベースの塗り方やブリーチの流しも15分。サロン全体で時間管理を徹底していました。

今回の企画ではエアタッチ初体験の新規客をインスタグラムで６名募集し、１日のサロンワークのすべてを動画で追っかけました！

実況中継のダイジェストはこちらから。

「６人同時エアタッチ」リアルサロンワーク実況中継

パーフェクト？　コンパクト？　基本のエアタッチを使い分け！

【パーフェクトエアタッチはこんなお客にオススメ】

前頭に均一にエアタッチを言えるパーフェクトエアタッチは、リターン客に提案したい進化系エアタッチ。

◇時間やコストの制限よりも、なりたいイメージが明確にある

◇髪を束ねる人に向く

◇同じカラーデザインに飽きてしまった人へ

→メリット：どこをかき分けても、どんなアレンジをしても筋感がキレイ

髪を落とす量によって、筋感を強調することもなじませることもできる

→デメリット：コンパクトエアタッチに比べて施術時間がかかる

【コンパクトエアタッチはこんなお客へオススメ】

コンパクトエアタッチは、必要な場所に必要なだけ入れるため施術時間が短縮できるメリットがあります。

◇時間やコストに制限がある

◇エアタッチやバレイヤージュを入れるのが初めて

◇ダメージが気になる

→メリット：施術時間が短縮できる

再来した際に前回落とした髪をもう一度落としやすく、パーフェクトエアタッチに移行しやすい

→デメリット：ポイントで筋を入れているため、アレンジスタイルによっては筋感が見えにくい

髪を落とす量が多いぶん、全体の印象が暗く見えやすい

メリット・デメリットを理解し、１年先のカラー・デザインを見越して提案することで、リピートにつなげているのです。

「レングス変えたい・・・」どうする？　エアタッチ営業あるあるモンダイ

「レングスを大きく変えたい」と希望するお客さまのエアタッチがナゼ難しいかというと、セニングが入っていないと「髪が落ちない」からです。

たとえばロングからボブにバッサリ切った場合、全頭にセニングを入れる工程が増えるため、次回来店の際に施術時間が長くなってしまいます。

この解決策は２つ！

①カットだけでエアタッチベースを変える

②ブリーチ範囲を広げるダブルエアタッチで”バッサリ”カットを可能にする

書籍では、他にも「ハイライトからエアタッチにチェンジしたい」「エアタッチを入れたばかりなのにカラーチェンジしたくなってしまった！」などという営業で起こりやすいモンダイの解決策もまとめています。

変化を好む？　好まない？　エアタッチの”メリハリ度”を決める２つの軸

２回目来店につなげるエアタッチデザインを考えることは、２回目移行の施術のしやすさやタイムパフォーマンスの向上にもつながります。

はんぺん君の場合は、変化を「好む」か「好まない」か、前髪「あり」「なし」どちらを希望するかの２つの軸を基準に提案スタイルを決めていきます。

◇変化を好むタイプの人＝陰影をつけすぎない明るめのデザインを提案（暗い部分を多くつくってしまうとチェンジがしにくくなるため）

◇変化を好まないタイプの人＝暗い部分を多くつくったメリハリデザインを提案

前髪がある人は「筋が細い」ほうがバランスを取りやすく、前髪がない人は「筋が太い」ほうがバランスを取りやすい。

最もメリハリがある仕上がりは「変化を好まない ✕ 前髪なし」、最もメリハリがない仕上がりは「変化を好む ✕ 前髪あり」の組み合わせとなります。

このようにエアタッチの技法を掘り下げてまとめた本書。「時間がかかるって聞くけど、実際どうなの？」と、エアタッチをまだやったことがない方は必見！　この本を読むとデザインカラーのサロンでの提案方法が大きく変わるはずです。

『タイムパフォーマンスを上げる　６人同時エアタッチ』

中村雄樹（REDEAL）著

B5判変型　本文72頁＋動画つき

定価3,080円（税込価格）

この書籍は3部作です！

●第１弾【発売中】

『マンガで身につくカラーレスキュー』

福永圭祐（U-REALM）著

B5判変型　本文72頁＋動画つき

定価3,080円（税込価格）

●第２弾【発売中】

『タイムパフォーマンスを上げる　６人同時エアタッチ』

中村雄樹（REDEAL）著

B5判変型　本文72頁＋動画つき

定価3,080円（税込価格）

●第３弾【４／30発売！】

『シャドールーツ、カラーメルティング、ルーツタップ』

ムラタサダヒロ（three）著

B5判変型　本文72頁＋動画つき

定価3,080円（税込価格）