ボブログ

コロナ禍120%成長サロンの秘密!これが本当のタイムパフォーマンス

東京都町田市のDEARIUM(亀井義文社長)は昨年2月~3月、マスクや消毒液、空気清浄機が不足していた頃に他店に先駆けてコロナ対策を実施し、顧客へ安心・安全をアピールしたサロンです。当ブログのコロナ特設ページでもその模様はお伝えしました☞こちら
あれから1年強、コロナ対策先進サロンの意識と行動を追いました。

客単価3,000円アップ、一昨年比、店販200%の月も

緊急事態宣言こそ追い風!
誤解を承知で言えば、そんなキャッチフレーズがしっくりくるサロンがDEARIUMでしょう。
「世の中が重苦しいムードなので、せめてヘアスタイルを通じてお客さまを明るい気持ちにして差し上げたい」(亀井社長)
一見ありきたりな表現ですが、同サロンの取り組みは美容師を志し美容師を続けている人の職業観を見直す原点回帰にあります。徹底した衛生管理を前提として、シンプルに以下の2つをコロナ禍で追求しました。

どうしたらお客さまは喜んでくれるのか?
どうしたら自分たちは効率よく働けて楽しいのか?

そのためには……
お客さまの要望を知る必要がある。要望を表現する必要がある。要望を聞き出す力を身につける必要がある。要望を反映するには技術が必要になる。

それなのに……
売り上げを上げるとか、商品を売るとか、集客を増やすとか、生産性を高めるとか、客単価を上げるとか、リターン率を上げるとか、早期育成とか、リクルートとか、ブランディングとか、差別化とか。
あれこれくっつけるから話がややこしくなる。

これらはお客さまには関係のないことばかり。
私たちは店が存続するために働いているの?
いや、お客さまに喜んでいただくために存在しているはず。
お客さまの変身願望やアンチエイジングを叶えるために上手くなりたい!

このように美容師や美容室としての「あり方」を求めて、一昨年と同月対比で技術売上120%、店販200%、客単価は2000円~3000円アップした月があるなど、DEARIUMは次のステージへ進みました。

 

カラー塗布時間短縮をめざしたレッスン風景

タイムパフォーマンスこそ成長のカンフル剤

そんな同サロンは、意識改革だけで成長できたわけではありません。コロナ禍に売上爆発できたもう1つの要因は行動にあります。「その1秒をもっと濃く、もっと楽しく」。当ブログのコンセプトであり、折に触れてご紹介するwithコロナ時代の成長指標=タイムパフォーマンス(時間生産性)の体現者だからです。

 

A様【ストレート、カラー、スパ、トリートメント】
IN 11:02 OUT 14:38 TOTAL 216分
カウンセリング9分/プレ7分/ストレート準備6分/1剤塗布14分/放置21分/お流し9分/ドライ19分/アイロン16分/2剤塗布8分/放置8分/お流し7分/カラー準備5分/カラー塗布14分/放置29分/カラシャン、ライトスパ、ライトトリートメント、マッサージ26分/ドライ10分/アイロン仕上げ6分/スタイリングアドバイス5分/お会計 7分

B様【カット、カラー、ダブル】
IN 15:10 OUT 17:40  TOTAL 150分
カウンセリング9分/カット21分/カラー準備、塗布24分/放置29分/カラシャン、トリートメント、マッサージ30分/ドライ16分/チェックカット6分/アイロン仕上げ8分/お会計7分

C様【カット&カラー、プレミアムスパ、ライトTR】
IN 10:02 OUT 12:08 TOTAL126分
1002-1038カウンセリング、カット36分/1038-1043 準備5分/1043-1054 塗11分/1054-1111放置17分/1111-1154ケア、ブロー43分/1154-1200仕上げ6分/1200-1208お会計8分

D様【ブリーチオンカラー、カット】
IN 12:10 OUT15:16 TOTAL186分
1210-1224カウンセリング14分/1224-1226準備 2分/1226-1339 塗り、放置73分/1339-1352シャンプー13分/1352-1359調合7分/1359-1500 塗り、放置、流し61分1500-1510仕上げ10分/1510-1516お会計6分

 

これらはスタイリストが毎日、亀井社長へLINEで報告するタイムパフォーマンス日報です。表記に個人差はありますが、スタイリスト全員が細やかに時間労働を記し、同社長が確認するのがDEARIUMの日課とのこと。

一般にタイムパフォーマンスを高める、と言うとマイナスの側面も指摘されます。

お客さまの回転率を上げる→施術クオリティが下がる→お客さまの満足度が下がる

しかし、DEARIUMはプラスの魅力に気がつきました。

スタッフが時間意識を持つ→時短施術→お客さまにプラスメニューを提案できる→お客さまがワクワクする!

時にタイムパフォーマンスは円滑なオペレーションや準備ばかりに目を向けがちですが、同サロンは施術時間を短くすると他メニューもオーダーしやすい顧客心理に着目しました。イメチェンやプラスメニューなど、顧客は同じ時間の中で持ち帰る「価値」を欲しているからです。
つまり、タイムパフォーマンス向上とは時間の速さではない、客数をこなした売上アップでもない。「キレイになりたい」という本質的な来店動機の価値を高めた結果、個人や組織の成長速度が高まる。そのための行動をスタッフと共有できるようになって、快進撃が始まりました。

 

営業前レッスンでドライカットを指導する亀井社長

どれだけ親身になれるか、どれだけ寄り添えるか

コロナ禍におけるDEARIUMの試行錯誤は続いています。
・Instagramへ動画を毎日投稿
・ホームページリニューアルでメニュー表記をわかりやすく
・Googleマイビジネスのテコ入れ(コロナ対策徹底をアピール)
・予約の効率化を目的とした次回予約アプローチ(スタート1年で次回予約率50%)
・受付時間やご案内タイムを計測してベストタイムを割り出す工夫
・ブローやドライ、アイロン仕上げの時間を計測しスタッフ間のバラつきを無くす
・LINE公式アカウントによる事前カウンセリングや来店前のプラスメニュー提案
・思い描いたカタチを具現化しやすいドライカットの推進……

実家が香川県郊外の美容室で生まれ育ったという亀井社長は、自身の生い立ちを振り返りながら想いを明かします。
「かつて美容師が『先生』と呼ばれていた時代は、髪だけじゃなくファッションやメイク情報、ひいては健康サプリまでが田舎の美容室の商売道具でした。お客さまが欲するものは何でも提供するのが当たり前と思って努力していました。そんな原点をコロナが思い出させてくれた。美容室本来のサービスを現代の多様なメニュー&商品ラインナップから選定してお客さまへ提案するのが我々の役割ではないでしょうか。目の前の鏡に映る“個客”を満足させる仕事に全力を注ぎたいのです」

コロナ禍によるデジタル社会が加速すればするほど、人間がリアルにつながる希少性は増しています。今後はますます人の温もりをありがたがる社会が到来するかもしれません。

なぜ、美容師になったのか。
時代背景や環境は刻々と変化しますが、「変えるもの、変わらないもの」を今いちど自問自答する時ではないでしょうか。

同サロンが掲げる使命は「いつもお客さまのおそばに居させていただく」。
アフターコロナを見据えた温故知新(≒タイムパフォーマンス)の生き様が、東京都町田市でクッキリと浮かび上がっています。

nakao

AUTHOR /nakao

この記事が気に入ったらいいね!しよう
Facebook Twitter Line

PICK UP BLOG

\ ボブログTV 公式SNSで最新情報をゲット! /