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意思と理念を紡ぐヘアショー

9月20日、WITH HARAJUKU(東京・原宿)にて(株)ガモウ(蒲生典子代表取締役社長)主催「GAMO CREATIVE 2022」、(株)田谷(中村隆昌代表取締役社長執行役員)主催「創業ヘアショー」が開催された。

同日に2つのヘアショーが同じ会場にて開催された。

 

GAMO CREATIVE 2022

15時からスタートした「GAMO CREATIVE 2022」は若手スタイリストからベテランまで、4つのステージで構成された。

 

第1ステージは女性スタイリスト5名によるヘアアレンジステージ。ボリューミーなヘアのモデルを短い時間の中でクリエイティブにまとめ上げていった。

 

登場美容師(敬称略)

末藤 礼(クリスタルワールド店)、川村安裕美(池袋店)、山崎莉奈子(たまプラーザ店)、仲宗根萌恵(田園調布店)、原田七海(福岡/今泉店)

 

第2ステージはカットデザインのステージ。今年らしいハイトーンカラーを落とし込んだデザインに仕上げていった。

 

登場美容師(敬称略)

村上祥麻(丸の内店)、佐久間啓成(GTAYA)、堀切(吉祥寺店)、那知丈人(大阪/MDハービス店)、山田陽子(福岡/大橋店)

 

第3ステージは赤と白を基調とした衣装とメイクがテーマのアレンジステージ。音楽に合わせてスタイリストがリズムを刻みながらデザインをつくり上げていった。

 

登場美容師(敬称略)

長谷川圭一(田園調布店)、白鳥陽介(TCO銀座本店)、沼崎弘樹(GTAYA)、佐藤哲忠(池袋店)、手嶋恵介(福岡/けやき通り店)

 

最後は大川雅之氏のステージ。

大川氏のハサミを持つ手には小型が付けられ、髪を切る音が会場内に響いた。長年の顧客であるモデルを、大胆にカット。同じく顧客であるホルン奏者とともに静謐な音を奏でた。

 

ショーの最後はモデル・スタイリスト全員がステージに。

「今日カットするモデルさんに〝デザインはお任せします〟と言われてとても嬉しかった。技術はもちろん、信頼関係があるからできること。技術・信頼の両方をこれからも深めていきたい」

と大川氏の熱いコメントでGAMO CREATIVEは締めくくられた。

 

創業ステージ

 

またこの日の19時から行われたのは、コロナ禍を経て3年振りの開催となる「TAYA 創業ヘアショー」。 “TETSUYA TAYA MEMORIAL”と題して行われた今回は、創業者の故・田谷哲哉氏を偲ぶ3部構成の特別なプログラム。記録的な台風に見舞われながらもこの日のために全国から集まった愛弟子たちは、氏から受け継いだ美の遺伝子を万感の思いを抱きながらヘアスタイルに投影した。

1st stageは長谷川圭一氏、白鳥陽介氏、佐藤哲忠氏、手嶋恵介氏、沼嵜弘樹氏によるプレゼンテーション。5名が一挙手一投足をシンクロさせたオープニングの演出で、会場は一気にヒートアップした。

 

続いて行われた2nd stageは、右近浩志氏、渡辺将史氏、小野知恵美氏、段原公輝氏、南雲香奈氏による熟練の極み。その余裕さえ感じられるカットテクニックを見逃すまいと、会場で応援していた若いスタッフたちは固唾を飲んで見つめていた。

 

最後の3 rd stageには大川雅之氏が登壇。同社に入社して以来、氏と2人だけで過ごした多くの時間に思いを馳せながら、まさに手取り足取りで氏から教わったという「デッサン」を、観客が見守る前で一気に描き上げて見せた。続いて氏が亡くなる直前に発表したオリジナルヘアコレクションを再現。田谷夫人から譲り受けたという氏愛用のジャケットと靴を身に纏い、「いまから7分で仕上げます」と宣言して臨んだアップスタイルは、師から弟へと承継された「技の遺産」として、会場を埋めた多くの田谷哲哉ファンの記憶に刻まれた。

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