その１秒を、もっと濃く もっと楽しく

同校は1934年に大阪市に大阪文化理髪学校として開校以来、4万人以上が卒業し、業界を代表する美容師を多く輩出してきた。

創立87年目を迎える本年は重要文化財である大阪中央公会堂を舞台に、新型コロナウイルスの感染防止対策に十分配慮した上で、新入生たちを迎え入れた。

古武一成理事長は式辞の中で、築後100年を超える大阪中央公会堂の歴史と伝統に触れながら「『今できることをきちんとする』という言葉はプロフェッショナルを目指すみなさんには大切な言葉です。人生は一生が勉強。「今できることをきちんとする」とは、その学びが今必要で、今をなくしてはチャンスを逃してしまうからどんなことにもチャレンジして。ご自身で選んだこの道を元気に健康に、明るくまっすぐ歩んでください」と、エールを。

世界でも前例がなく、脅威や影響が長引くコロナ禍という厳しい時代のなかで美容業を志し、入学を決めた新入生に対して、未来を担う美容師の卵として心からの期待と祝福を送った。