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国内最大級の理美容ボランタリーチェーンのSPC GLOBAL(横田剛一 理事長)の下部組織・NPO法人エスピーシーグローバル(片野智美 代表理事)は、7月7日新横浜プリンスホテル(神奈川県横浜市)で「2022年活動シンポジウム~ワタシの意識が未来を創り変える!~」を開催した。約200名が来場した。

イベントは2部構成で行われた。第1部では憲章と理念を会員全員で唱和し賛歌を斉唱。挨拶で登壇した片野代表理事は「NPO法人エスピーシーグローバルという大きな組織の1人の会員として、SPC GLOBALで自分以外をどう愛するべきかを学び、その愛をカタチに変えて美容業界から日本全国へそして世界へ届けるため、社会貢献活動に賛同すべき」と熱弁を振るった。

第2部では本イベントの主題である「ワタシの意識が未来を創り変える!」をもとに、特別講師に益永由子氏を招いて講演を実施。

同氏は国際基督大学卒業後、青年海外協力隊としてセネガルに2年間在住。その後イギリスのシェフィールド大学で公衆衛生学の修士号を取得。マラリア関連のプロジェクトに携わりガンビア、ベトナム、カンボジア、ラオスで調査。また同時期に医学博士課程取得のためオランダのアムステルダム大学に進学。現在は日本で博士課程の最終段階の勉学に励んでいる。

益永氏は「人と地球の健康を考える」をテーマに世界各地の衛生状態を自身が撮影した写真を見せ、「私にとって美容室とは、髪の毛だけではなく心まで綺麗になる場所。美容師は人々の健康にダイレクトに繋がる素晴らしい存在。だからこそ、同時に地球環境に対しても考えてほしい。まずは経営者から意識を変えて何ができるか考えて行動を起こしてほしい」と実体験に基づいて訴えた。

加えて、現在海外のスーパーマーケットでは量り売りが主流で、シャンプーや石鹸といった洗剤衛生用品も同様とのこと。その結果、無駄が減るだけではなく、少量から購入できるため新しい商品も気軽に試せて環境にも経済にも効率が良いと続けた。

また、会場では災害支援や人道支援の寄付を目的にした募金の呼びかけも行われ、総額100,188円の募金が集まった。

 

■NPO法人エスピーシーグローバルとは

美容業界関係者だけではなく一般市民を対象とし、地球環境の保全や環境保護意識の向上のために環境教育の推進、地域の環境保全、美化活動の促進、地球環境破壊が原因とみられる災害時等の復旧支援、社会的、環境的、経済的弱者救済等を通じ、地球環境の健全化と人類の安寧に寄与することを目的とした事業を行っている法人団体。

■SPC GLOBALとは

理美容業界最大を誇る、理美容室・エステサロン経営者のためのボランタリーチェーン組織。理美容業界の発展のため、コンテスト、教育・経営システム構築、共同購入による材料費の削減といった多岐にわたる組織活動を行っている。

 

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