内面美容医学財団が総会を開催
一般財団法人 内面美容医学財団(IBMF/松山夕稀己理事長)は、11月15日に株式会社プロラボホールディングス東京本社5階セミナールーム(東京都港区)にて財団総会2021を開催した。
同医学財団は「酵素栄養学」、「腸内細菌学」、「食事法」、「アンチエイジング」、「酸化」、「糖化」、「炎症」、「ファスティング」、「妊活」等を研究テーマに掲げ人類の健康寿命の延伸に貢献することを目的に活動している国際的学術研究団体。
総会には医学財団会員を中心にエステティック、理美容、フィットネスジム、パーソナルジム、治療院など、幅広い分野の経営者や技術者が参加。その模様はYouTubeでライブ配信された。
約1年間の事業活動報告や今後の事業計画などが発表された後、2つの特別講演と医療関係者による2つの学術講演が行われた。
株式会社3FACEの山口明美氏代表取締役による特別講演のテーマは『100歳になっても女性らしく輝くためのフェムテック』。2021年3月から約1,000社の企業が参入したフェムテック業界。様々な課題解決に向け性教育を含む子宮の働きなどを年齢問わず、女性として生きていくために必要な知識やケア、ヘルスリテラシーについて講演した。
グランプロクリニック銀座の岩本麻奈理事と株式会社プロラボホールディングスの新屋信明氏は『CBDの魅力と応用』をテーマにCBDの魅力や応用について対談。一般的に医療大麻であると誤解されがちなCBDだが、実際は違法な成分は含まれておらず、抗炎症、抗酸化、抗不安作用、鎮痛作用などが期待でき、徐々に市場に広まりつつある。現場の声を活かして、CBD商品の選び方や正しい使い方などをレクチャーした。
農学博士の矢澤一良氏による学術講演のテーマは『クリルオイル・アスタキサンチンの多岐にわたる健康機能』。フレイル(虚弱)とは免疫力が低下する大きな原因の一つであり、フレイルスパイラルを起こさないための生活習慣や必要な栄養素と説明。アスタキサンチンの作用やクリルオイルの必要性について医学的観点から講演した。
株式会社プロラボホールディングス 国際医療顧問の松山夕稀己氏は『温活してますか?~温活とその効果~』をテーマに温活と健康とアンチエイジングの関係性について講演。アンチエイジングの3大原則(予防医学、若さの維持、健康寿命の延伸)を達成する最適な方法はファスティングであると説明した。
講演に続いて行われた表彰では、株式会社ビスタンスの小野まさや代表がIBMF特別功労賞を受賞。IBMF理事長 松山夕稀己氏と同財団主幹兼副理事長の佐々木広行氏から盾を贈られると、会場中が大きな拍手でその栄誉を讃えた。