時代と人に“ちょうどいい”髪を
株式会社アリミノ(田尾大介社長)は、12月15日WALL&WALL(東京・表参道)において、新スタイリングブランド「ダンスデザインチューナー」発表会を開催した。新型コロナウイルス感染拡大に配慮する観点から、来場者を20名までに制限。オンライン配信も行われ、65名がオンライン参加した。
「ダンスデザインチューナー」は2021年1月7日に発売する新スタイリングブランド。
コンセプトを「ひとりひとりのリズムに合わせて。」とし、20代男女をメインターゲットに据え、クレイワックス、ジェルワックス、ミルク、オイルなど、シーンや性別を問わずシームレスに楽しめる6製品を展開する。
発表会では、同社マーケティング部 小林泰子部長の開会のあいさつののち、商品開発部 グループリーダー 今野由香氏が商品を説明。
今野氏は、同社がこれまで「SPICE(スパイス)」や「PEACE(ピース)」といったヒット商品を発売してきた歴史に触れながら「十年ごとに時代性を反映したヘアスタイリングプロダクトを発売してきた」と、市場における同社の使命を前置きしたうえで、今を生きる「21歳±3歳」の若者たちのニーズや気分を反映することにこだわったと明かした。
メインターゲットである20代のニーズや時代の気分をつかみ、フィットさせるために同社がタッグを組んだのが、LECO(レコ)代表 内田聡一郎氏。
今野氏の発表に続き、内田氏も登壇しトークセッションが行われた。
「まったくのゼロから開発に携わるのは初めて」と内田氏。
「好みも性格も価値観もカテゴリ分けができない時代。だからといってシンプルすぎて個性がないというのは違って、それぞれがその日その時の“自分らしさ”を表現できるのに“ちょうどいい”プロダクトに仕上がったと思う」と、今野氏と共に手ごたえを見せた。
全6製品はそれぞれ自由に組み合わせて使うことでオリジナルなテクスチャを表現できる点もそのステートメントを具現化するもの。
また、パッケージデザインには、ラフォーレ原宿のイメージビジュアルなどで知られる アートディレクター/グラフィックデザイナーの鳴尾仁希氏を迎え、シンプルながらリズムの効いた「部屋に置きたくなる」デザインにこだわった。なお、鳴尾氏がヘアプロダクトのデザインを手掛けるのは今回が初。
会の前後には同社社員によるスタイリング体験会も行われ、来場者は新プロダクトのテクスチャや使用感を体感した。