ボブログ
コロナ禍こそ効果絶大!「BAGZYのアナログ大作戦」とは?
ラポットカンパニー 代表 伊藤 豊さんがナビゲーションし、
・美容室経営のあり方
・時事ネタ
・心の経営
などなど、対談形式で美容業界の本質を語り合うチャンネル「rapotalk」がスタート!
※動画でご覧になりたい方は、以下のダイジェスト版からご覧ください。
1回目のゲストは、福岡県北九州市で5店舗を展開するBAGZY 代表 久保華図八さん。
今回の「rapotalk」では、「コロナ禍の美容室」をテーマにBAGZYが行った行動や、コロナ禍こそ必要な考え方を話し合いました。
今日のボブログでは、2021年5月10日に収録された対談動画の内容を織り交ぜながら、コロナ禍の美容室に必要な考え方をまとめます。
コロナでわかった「逆境に強い組織」と「弱い組織」
コロナによって色々変わりましたが、勉強になったことも多かったです。
そういう時にサロンのことやお客さまのことを考えた意見がスタッフから出るかどうか。日頃からやってきたこと、それまでやってきたことが問われました。
日頃から助け合いの精神のある組織がつくれていたか、いなかったか。その差は大きかったと思います。
難局打開の行動が、その後の“信用”につながる
久保さん:
2020年7月の時点で、「なぜ売り上げが落ちたのか」「どういう現象が起きているのか」を徹底的に調べてみたんです。
過去5年で何度もご来店いただいているお客さまのランキングを出したり、年齢ごとの再来を調べてみたり。
調査してわかったのは、70歳過ぎのお客さまは80%くらいがご来店がなく、毎月白髪を染めに来てくれる“いいお客さま”が戻っていないから、売り上げが元に戻らないのだということがわかりました。
また、近隣の方が多くご来店していることもわかり、コロナで見えてきた隠れたVIP客も明るみになりましたね。
近隣を強化して挨拶回りをしたり、年賀状やDM、お電話でお元気かどうかを伺ったり、アナログ大作戦を行った結果、2020年8月〜秋にかけてお客さまが徐々に戻ってきた感じですね。
※BAGZYの「コロナで見えてきた隠れたVIP客」は、月刊NEXT LEADER 2020年12月号でも特集されました!
店内の衛生管理は医療機関と同レベルの水準で行いました。社員とその家族を守り、医療従事者の方々の負担に貢献するためでもありました。
消毒液が手に入らなかった2020年5月に精製する機械を購入して、スタッフの家庭や近所の保育園・幼稚園にも消毒液を寄付したり、マスクが手に入らない時期に宅急便業者の方にマスクをプレゼントするなど、自分たちで考えてやって行ったことが今、信用につながっています。
経営者として“美しいか”“美しくないか”
「これができたら美しいんじゃないか」という視点で判断してきたという久保さん。
・給与は通常通り支払う
・最高レベルの衛生管理を共有し、徹底
・マスク支給
経営者の姿としてベストな形を追い求めた結果、「やっぱりBAGZYで働いていてよかった!」と思ってくれるスタッフは多かったと思います。
①制度の壁
②物理的な壁
③意識の壁
中でも、3つ目の「意識の壁は」ビジョンを明確にし、心構えを全スタッフと共有する上で最も大切だと感じます。
まとめ(伊藤さん):
今こそ「利他の精神」を教育に取り入れることが必要だと思いますね。
「利他の精神」は伝えるのが難しいものではありますが、人のために、誰かのためにを全員が考え、行動することで組織は必ず変わっていくと思います。
「rapotalk」第2回もボブログにてレポート予定! お楽しみに!!
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Profile:
伊藤 豊(ラボットカンパニー)
いとうゆたか/1960年12月24日生まれ。大阪府出身。大阪商業大学卒業後、(株)マンダム入社。2004年に独立し、ラポットカンパニーを設立。美容業界のコンサルタントとして活躍し、マネジメントセミナーやサロンサポート活動など全国を飛び回る。その活躍は海外にも及ぶ。
久保華図八(くぼかずや)
株式会社九州壱組代表取締役。1961年5月24日、福岡県生まれ。中学卒業と同時に、福岡市の美容室に住み込みで就職。1983年、渡米し修行。1984年、福岡県中間市にBAGZYの前身となるサロンをオープン。現在、北九州市に5店舗を展開。経済産業省より『おもてなし経営企業選』を受賞。