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美容室にいながら“地球”を考える、美容師のSDGs
全スタッフの力で累計約70万個のキャップリサイクル!
10年以上前の2008年から、KENJE GROUP全店で出たペットボトルのキャップを本部で回収し、キャップリサイクルに取り組んできたKENJE GROUP。
回収したキャップは月1回「NPO法人エコキャップ推進協会」に寄付し、再資源化。
今年7月末時点で寄付したキャップ数は、なんと累計69万7458個!
2020年7月のレジ袋有料化に先駆け、店販商品をお渡しする袋もプラスチック袋から紙袋へいち早く変更。社員全員分のエコバッグもつくりました。
エコ活動が文化として根付いているKENJE GROUPが取り組むSDGsは、代表取締役社長 西山和平氏の呼びかけにより「全員で取り組む」が基本コンセプト。
約1200名のスタッフ全員の”ほんの少しの意識改革”が、社会貢献という大きな力へ変わりつつあります。
今年7月には、SDGsの推進に資する事業を展開している企業として、以下の5項目が神奈川県運営の「かながわSDGsパートナー」に認定。
・3「すべての人に健康と福祉を」
・8「働きがいも経済成長も」
・10「人や国の不平等をなくそう」
・14「海の豊かさを守ろう」
・17「パートナーシップで目標を達成しよう」
認定項目の具体的な取り組みと、認定項目以外でも広がっているさまざまな活動を見ていきましょう。
KENJEエコバッグを1200名で愛用
昨年7月より、店販商品をご購入いただいた際にお渡しする袋をプラスチックから紙袋へ変更したのと同時に、スタッフ1200名へKENJEオリジナルエコバックを配布。
レジ袋削減への取り組みを全社的な取り組みとして行っています。
【「かながわSDGsパートナー」認定】
このエコバッグ、大容量で使いやすいと大好評!
希望店舗でお客さまへのプレゼントキャンペーンも行いました。
すべての人の笑顔のために、心を込めたタオルをお届け
2011年10月より、株式会社ケンジの一事業としてスタートしたのがリネン事業。
KENJE GROUPで使用したタオルのクリーニング・タオルの集配送を行っています。
【「かながわSDGsパートナー」認定】
タオルは1枚1枚、手作業でキレイに仕上げられています。
継続的な地域社会への支援として、障がい者の方の雇用を促進し、地域社会の発展・地域文化の向上を目指しています。
地域に“KENJEの恩返し”訪問美容もスタート!
2020年に別法人「IMHホールディングス株式会社」を立ち上げ、訪問美容サービスもスタートしました。
現在4名のスタッフが訪問美容を行っており、ご来店が難しい方へのご自宅や施設へ訪問し、美容サービスを提供しています。
契約施設は14施設と増え、藤沢近辺だけでなく、近隣の茅ヶ崎市、大和市、横浜市などのさまざまなエリアへ広がっています。
「信頼感・安心感・満足感」の3つの約束のもと、長年培われてきた技術力と接客力で「関わるすべての人々に幸せを提供したい。美容の力で元気を伝播させたい」。
訪問美容を通して、ここ”神奈川の地”で「地域の方々に支えられてきた恩返がしたい」というKENJE GROUP。
こういった地域への社会貢献が、やがて地域の文化発展につながっていくのだと思います。
【「かながわSDGsパートナー」認定】
現在、申請中の項目も。KENJEのSDGsは始まったばかり・・・
PB商品のシャンプー・トリートメントをご購入いただくと、1本につき、ユニセフ「水の衛星の活動」へ10円が募金される募金活動もスタート。
これはSDGsの6項目め「安全な水とトイレを世界中に」の取り組みとなるものです。
さらに、就職活動で自らを偽らないための取り組みとして2020年秋に始動した「#Pride Hairサロン プロジェクト」にも賛同。
「パンテーン」が作成したLGBTQ +フレンドリーマニュアルを店舗で共有し、「ひとりひとりの個性に寄り添う場所作り」を目指してきました。
これはSDGsの5項目め「ジェンダー平等を実現しよう」にあたります。
雇用のあり方を広げていくSDGs。
意識を変えることから始められるSDGs。
地域のお客さまと一緒に取り組めるSDGs。
美容室が取り組むことができるSDGsは、企業規模に関わらずさまざまな形で存在しています。
お客さまの中にも、「興味はあるけれど、個人じゃ何もできない」と感じている方もたくさんいるはず。
美容室で”地球規模”を考えること。
それは、企業に参加することで、個人でも取り組めるSDGsの1つのカタチなのだと思います。
持続可能な開発目標「SDGs」とは?
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
※外務省ホームページ https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html