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美容室集客とInstagram PONOの場合

現在のヘアトレンドはココから発信されているといっても過言ではないくらい、影響力が大きくなったInstagram。

ブリーチカラーやバレイヤージュなど技巧的なカラーは、確実にインスタに後押しされて広まり、

現場の美容師にとっては自分を知ってもらい集客につなげる重要な動線となっている。

3月あたりからアルゴリズムが変わり、投稿数が多いだけでは伸びにくくなったと言われるインスタ。

2021年の潮流は? 伸び続けている人は何をやっているのか? どうやって集客につなげるのか?

HAIR infoの協力のもと、月刊BOB6月号で大特集する。

インスタ成功美容師がやっていること

インスタのメリットは、エリアに関係なく集客が可能なこと。今回取材した全国のインスタ成功美容師たちは、一定の法則がある。

①定期的にアップしている(しかしながらアルゴリズムが変わったので、アップ頻度の多さではフォロワー数が上がりにくくなった)

②フォロワー数が別格級に多くなくても、そのエリアでトップランク(30位以内)にあり、差別化したメニューをもっていれば、十分集客できる(月刊BOB連載 「タイムパフォーマンス美容師生き方図鑑」に登場する売れっ子美容師たちがまさにそう)

③写真も大事だが、そこに載せる文字表現も大事。絵とセットで訴求力が上がる

④Instagramだけでなくブログなどより説明ができるツールを持って情報価値の高いものを提供すると、より集客につながる

⑤インスタグラムで影響力のある人と絡むと、フォロワー数が増える

成功集客例:茂木慎一さん(PONO)の場合

18.8万人のフォロワーを抱えるインフルエンサー・集客アドバイザー・技術派の美容師と、多面的な顔を持つ茂木慎一さん。

千葉県柏市に展開するサロンPONOは決して人通りが多いといえる場所ではありませんが、お客がひっきりなしに訪れる。

ウリは縮毛矯正と美髪。美髪を武器にしているサロンが多い中、なぜ圧倒的な集客が可能なだろうか?

茂木慎一さんはクセ毛の達人。その豊富な毛髪知識でどんな髪の毛もツヤツヤに。

バズりやすいアレンジをクセ毛でやってみた

PONOの店内。スペースが区切られ、適度なプレイべート感が保たれている。

柏市の大手サロンに勤務していたころから縮毛矯正技術と知識は折り紙付き。かなりの難毛を直してきた経験値は自信もあった。自分がやっているのは本当に難しい技術だという自負もあった。だからこそ、高単価で提案すべきだと思っていたのだが、サロンの設定価格は自分では変えられない。そこで、よりパーソナライズした、半個室型のお客の悩み解決型サロンを出店しようと2019年9月にPONOを出店した。

 

集客はほぼInstagramのみだ。美髪ブームに乗じて始めたインスタだったが、あっという間にフォロワー数を増やした。

画像はHAIRinfoランキングより

最初に取り組んだのはアレンジだ。しかもクセ毛のアレンジ。アレンジはInstagram上の人気コンテンツな上、映えやすい。

「クセ毛のお客さまって、みんな髪を1つにまとめちゃうんですよね。縛って終わり、みたいな人も多いんです。以前からお客さまたちから相談されていたので、需要があるかなって。それが当たって、かなりフォロワー数が増えたんです」(茂木さん談)

上記のようなシーズンに合わせたクセ毛向けのアレンジ動画をつくり、キャッチーなタイトルをつけて定期的にアップ。華やかなアレンジをフックに、インスタのプロフィールから自身のサイト(ブログ)に飛ばした。

ブログでは、さらに詳しいビフォーアフターと美髪の知識を発信。一般的に、縮毛矯正客は薬剤に詳しく経験値が高い。お客が見たら安心できる専門性を若干入れつつ、事例をたくさん紹介。短期間でフォロワー数が激増したのは、他にありそうでないコンテンツだったこと、つまり潜在需要を顕在化させたからだ。

インスタグラムのアルゴリズムが変わっても伸び続けている美容師の1人である茂木さん。本当にお客が知りたいことを、精度高く情報発信し続けているからなのだろう。

反応のいい投稿をチェックするのが日課。

オリジナルプロダクツは原材料にもこだわった。

美髪でより多くの幸せを届ける

縮毛矯正やクセ毛を美しくする技術は経験値がモノを言う。しかし茂木さんは自分の技術をできるだけ多くの人に届けたいと思っている。

「本当にやりたい人が多いんだな、と。予約がすぐ埋まるので。でも、自分だけだとパイが限られる。より多くの人に体験してもらいたいので、今、教育に注力しています」

PONOは現在、2店舗目を準備中だ。しっかりした技術で、その価値に見合う料金をいただく。だから、タイムパフォーマンスもすこぶる良い。PONOでは残業する人はほとんどいない。

Instagramを使って、欲しいお客に欲しい情報をしっかり届ける。その他の実例を、月刊BOB6月号で紹介します。お楽しみに!

PONO(ポノ)

千葉県柏市豊四季1007-4ハピネス豊四季101

もぎしんいち/1986年2月11日生まれ。茨城県取手市出身。国際理容美容専門学校卒業。千葉県柏市の大手サロンに入社し、縮毛矯正技術を磨く。2019年9月1日に柏の隣駅である豊四季に美髪専門店PONOを出店。Instagramを始めてたった4年で18万フォロワーに。今年8月に2店舗目を出店予定。

 

 

 

morii

AUTHOR /morii

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