美容週間 次はLond吉田氏
NPO法人美容週間振興協議会(瀧川裕史理事長兼44代実行委員長)は11月28日、今年度の活動を締めくくる「ファイナルパーティー」をハイアットリージェンシー東京(東京・新宿)で開催した。
会場には歴代の実行委員長をはじめ、同会発足時から支援を継続している美容メーカー、美容ディーラーなど約200名が参集。44代実行委員長の瀧川氏は冒頭の挨拶で「前理事長の叔父(故 滝川晃一氏)の意思を引き継ぎ、その名に恥じない成果を出そうと奔走した1年だった。着任当初に思い描いていた以上の成果で終えられたのは、今日ここに集まっている方々の協力のお陰」と謝意を述べた。
今年度の成果のひとつとして千葉県と福岡県に支部が新設されたことを報告。美容師の担い手を増やす目的もある美容週間活動の追い風になると期待されている。
また、毎年同パーティの話題は、次年度(2023年)の実行委員長。このたび45代目として吉田牧人氏(Lond/東京都他)の就任が正式に発表され、瀧川氏より「黄金の櫛」が渡された。
以下は吉田氏が発表した2023年度の活動方針を要約。
【2023年活動テーマ】
SAVE THE BEAUTY ~SDGs×Beauty Week
【指針と具体的な取り組み】
■1st stage
SDGを学ぶ=出来ることからやってみる
■2nd stage
SDGsの理解を深める=テーマを決めてやってみる
■3rd stage
目標を決めてやってみる=行動し続ける
・美容週間で出来ること、美容業界が出来ることで「SDGs×美容週間」のグランドデザインを新たに構築する
・SAVE THE BEAUTY」にはすべての美しさを救う~美容業界を生まれ変わらせるという意味が込められている
・SDGsに取り組みながら若手美容師・理美容学生を見出し、一緒員に成長してゆく美容週間を目指す
・達成期限の2030年に向けた7年間で美容師が出来る、伝えられるSDGsの美容週間ならではのグランドデザインを構築し社会的課題の解決や地域貢献を美容業界のために行う
・サステナブルな未来への大きな変化は一人ひとりの小さな変化から始まる。さまざまな角度から現状を知ることで人道・環境問題を自分のこととして捉え、それぞれが自分らしいサステナブルな社会の実現に向けて意識や行動を起こすきっかけを見つける1年にする
吉田・新実行委員長の手腕に期待したい。