クリエイティブを止めない
ミシマ株式会社(三島正寛社長)は10月17日、「D2 PHOTO COLLECTION 2022」授賞式をオンラインで開催した。
D2(ディーツー)は「D2から全国メジャーへ」を合言葉に、中四国のヘアデザイナーを全国メジャーの舞台に輩出すべく1996年より開催してきた。
新型コロナウイルスの影響により、昨年に続き本年もフォトコンテストとして開催。
クリエイティブ部門95作品、サロンスタイル部門70作品、学生部門26作品の応募数のうち、クリエイティブ部門のノミネート20作品、サロンスタイルのノミネート15作品の作者が一堂に会し、作品をつくった作者のコメントも交えながらトークセッションが進行した。
トークセッションでは、審査員のイセキリエ(THE REMMY)氏、古城 隆(DADA CuBiC)氏のトークが『shinbiyo』編集長 工藤 亮氏のナビゲートで行われ、受賞作品だけでなく、デザインや発想がおもしろい作品をピックアップ。目に留まったポイントの解説やアドバイスを行った。
古城氏が考える良いサロンスタイルとは「モデルにパッと目がいくこと。モデルの温度感をじゃませず、つくり手のデザイン性が込められているもの」。
イセキ氏が考える良いサロンスタイルとは「モデルやお客さまに似合っていて、街を歩いていたらかわいいなと思うスタイル。プラスα、きれいすぎず、まとめすぎない”遊び心”があり、髪の毛が生き生きして動いている作品に惹かれる」という。
クリエイティブ部門に対しては、両氏ともども「人と被らないスタイル」をモデル選びを含めもっと追求し、オリジナリティを出していくべきだと語った。
受賞者は以下の通り。
●クリエイティブ部門
グランプリ&古城 隆賞/吉永 武司(Theia hair design)
イセキリエ賞/丸山 晃司(fudge)
髪書房賞/遠藤 薫(Sōl garden)
●サロンスタイル部門
審査員からのテーマ
・イセキリエ氏からのテーマ「似合わせと遊び心」
・古城 隆氏からのテーマ「似合わせと遊び心」
イセキリエ賞/来夢(CHITOSE)
古城 隆賞/KANAKO(Nerak de BATON)
髪書房賞/濱岡孝一(canoё)
●美容学生部門
優勝/山本 優奈(広島県理容美容専門学校)
準優勝/赤木 蓮(専門学校 岡山ビューティモード)
第3位/藤本 七菜(YICビューティモード専門学校)