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【3分でわかる美容と数字/第2回】1つの美容室に行き続けている人はどのくらい?
女性はいつだって考えています。
「美容室を探すのって大変、どこかいいところないかしら?」
「一生付き合える美容師さんに出会いたい」
「なんか飽きてきたから違う美容室行ってみようかな……」
そう、いつの時代もワガママな女性の心をつかみ続けてこそ繁盛店なのです。
1つの美容室に行き続けている女性は65.3%
「美容センサス 2021 年上期<美容室・理容室編>」
https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/census/2021-1st-half/29256/
美容室にとって固定客は多ければ多いほどうれしいものです。
美容室を利用している人のうち、1つの美容室に行き続けている人はどのくらいの割合いるのでしょうか?
女性が1つの美容室に行き続けている割合は、65.3%。
この割合はここ数年65%〜66%の間をキープし、大きな変化は見られません。
残りの人は、
・「ある程度決まった美容室はあるがときどき新しい美容室に行く」19.7%
・「2〜3つの美容室に行く」4.6%
・「毎回新しい美容室に行く」10.4%
と回答しています。
女性は年代が高くなるほど1つのサロンへ通う
「美容センサス 2021 年上期<美容室・理容室編>」
https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/census/2021-1st-half/29256/
年代別に見ると、年代が高くなるほど「1つの美容室に行き続けている」人の割合が多くなります。
20代だと52.3%ですが、50代だと71.2%。
一方、若い世代になるほど、「ある程度決まった美容室はあるが、ときどき新しい美容室に行く」割合が高くなります。
50代は17.0%ですが、20代は24.8%です。
男性は女性よりも固定化しやすい?
「美容センサス 2021 年上期<美容室・理容室編>」
https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/census/2021-1st-half/29256/
男性の場合はどうでしょう。
1つの美容室を使い続けている男性は女性よりもやや多く、67.6%です。
2018年の調査では、7割を超えたこともあり、男性は女性よりも固定化しやすい傾向にあると言えるでしょう。
美容室の使い分け事情から読み解く伸びしろ
あなたのお店、またはあなたのお客さまの固定客の割合はどのくらいでしょうか?
一般的に、新規開店から1年以上経過している場合、「新規客:固定客」の割合は、「2:8」や「3:7」が繁盛店になるための理想の数字と言われています。
「1つの美容室を使い続けている」人があなたのお客さまの多くを占めていたら、これからも安泰かもしれません。
でも、2〜3つの中から使い分けられている美容室の1つだとしたら、次回以降パッタリ来なくなることもあるかもしれません。
…ちなみに、ネイルサロンやアイビューティサロンなどの中で比較すると、1店だけ行き続けている人が6割を超えているのは美容室だけ。
それだけ、美容師とお客さまの間に信頼関係が築かれているのは間違いないと言えそうです。
AUTHOR /マキピピ
わたしにとって髪は自分の表現、スタイル、ファッション。世界中の人が自分の好きな髪で過ごせますように。