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美容師が経営するクラフトビール専門店には、めくるめく大人の秘密基地が広がっていた!
美容師が始めたクラフトビール店?
「クラフトビール」って、知ってますか?
クラフトビールとは、「工芸品」や「職人技」などの意味を持つ「クラフト」を冠していることからも分かるように、小規模な醸造所(ブリュワリー/Brewery)でつくり手によってこだわりを持ってつくられたビールのこと。
これまでクラフトビールの対比として用いられてきた大手ビールメーカーさえも参入しだして、市場はまさに盛り上がっているところ!スーパーでも見かけることが増えました。
ボブてれ君は、東京・池尻大橋に現役美容師が経営するクラフトビールショップと聞きつけ、早速行ってみることに!
「クラフトビールシザーズ」オーナーの森川達功さんがなぜこのお店を出そうと思ったのか、またおすすめのクラフトビールの選び方などを伺いました。
「クラフトビールシザーズ」オーナーの森川達功さん
”味わって楽しむ”クラフトビール
地下へ続く階段を降りると、冷蔵庫に多種多様なクラフトビールがずらり!
現在160種類以上の、世界各国のクラフトビールが揃っているそうで、持ち帰りや角打ちを楽しめちゃいます。
タップから10種類のクラフト生ビールを味わうこともできる、まさにクラフトビール天国です。
(緊急事態宣言中はテイクアウトのみの営業)
なんでこのお店を始めたんですか?
10年前にクラフトビールに出会って以来魅了されて「一度しかない人生、やりたいことをやろう!」と去年3月にここをオープンしたんです。
元々飲食業に興味があった森川さん。
クラフトビールとの出会いは10年前、独立前のサロンの近くにあった専門店で。
それまでビールとは”ごくごく飲んでのどごしを感じるもの”だったけれど、クラフトビールの”味わって楽しむ”という魅力にすっかりハマってしまったとか。
それから、さまざまなビアバーに行ったり国内外のビールを試しているうちに、「行けば絶対飲みたいビールや、初めて見るビールに出会える場所をつくりたい」という想いが湧いてきたそう。
オープンの3年前くらいから準備を開始。自身のサロンの内装を手掛けていたデザイナーがクラフトビール店を手掛けた経験があったことから、クラフトビール業界の人々とのつながりができ、「クラフトビールシザーズ」誕生につながりました。
注ぎたてのビール、飲みたい~!
運命のクラフトビールの出会い方、3つ!
➀店員さんにおすすめを聞いてみる。
②今までに飲んだことのないタイプを選ぶ。
③困ったらジャケ買い!
森川さんによると、まずは自分がどんなビールが好みなのか、また今どんな気分なのかを店員さんに伝えて、おすすめを聞いてみてほしいとのこと。その時々で入荷しているビールが違うから、レア物があったら教えてもらえるかも!?
次に、今まで飲んだことのないタイプを選んでみること。
ビールには原材料や発酵、熟成方法などの違いで100を超える種類があります。
ビールは大きく2つに分けられ、日本の大手ビールメーカーが出している一般的なビールが「ラガー」。いわゆる”ごくごく飲む、のどごしを感じる”タイプのもの。それに対して香り豊かで味わい深いタイプが「エール」。キンキンに冷えすぎない方が美味しいので、ゆっくり時間をかけて味わうのに向いています。
もちろんどちらの種類のクラフトビールもありますが、森川さんが初心者の方におすすめなのが「ペールエール」「IPA」そしてIPAから派生した「ヘイジーIPA」。
以下のような特徴を参考に試してみてください。
それでも迷ったら……ジャケ買い!
クラフトビールはパッケージにつくり手の個性が現れていて、かわいいものがたくさんあるのも特徴。
パッと見じゃビールと分からないものもたくさんあります。
気に入った見た目のものを選ぶこと自体が楽しいから、外れてもいいか~って思えるんです。
難しく考えずに、心の赴くままにクラフトビールを楽しんでいたら、自分の好きなテイストやブリュワリーが自然と見つかっていくそうです。
他業種の両立、大変じゃない?
美容師とクラフトビール屋。
2足のわらじを履く生活は、実際のところどうなんでしょうか?
サロンの内装を頼んだデザイナーさんにビール店の内装も頼んだりと、これまでの人とのつながりにも助けられました。
現在は週6でサロンに、月5、6日ビール店に立つ森川さん。
美容師としてお客と接してきた経験、サロンを立ち上げた経験は他業種にも活かすことができたそう。
好きなこと2つ、仕事として関わる毎日はめまぐるしくも充実しているはず。
好きなものだから楽しいけど、種類が多すぎて大変なときもあります(笑)
最後に、森川さんイチオシのクラフトビールを4本教えてもらいました!
➀『CITRA FOG』BURNT MILL Brewery(イギリス)
柑橘系のフレイバーで、厚みととろみを感じる口当たりです。
②『The Weapon:Xtream』The Veil(アメリカ)
この「The weapon:Xtreme」はサワーダブルIPAという種類で、酸味があってスムージーのようにドロッとしています。
パッケージもかわいいし、ぜひ味わってほしいです!
③『Casual Casual Drinks Drinks』The Veil(アメリカ)
もとの『Casual Drinks』という商品を、発酵の途中に追加でホップを加えるドライホッピングをしてつくられたものです。
と言ってもすごく飲みやすいですし、他とはレベルが違うぞ!と思わせてくれるビールです。
④『HEAD FULL OF DYNOMITE V.29』Fremont Brewing(アメリカ)
この『HEAD FULL OF DYNAMITE』は毎回レシピが変わるので、バージョン違いで飲み比べるのも楽しい!
バージョン毎にパッケージも変わります
僕もハマりそう~~!明日も来ちゃおうかな♪
森川達功[NOLUE(ノルエ)/東京・外苑前]
もりかわたつのり/青森県出身。都内有名店3店舗を経て、2014年共同代表としてNOLUEオープン。クラフトビール好きが昂じて2020年3月にクラフトビールシザーズを出店。
クラフトビールシザーズ[東京・池尻大橋]
住所:東京都世田谷区池尻2丁目30−12 OSビル B1F
TEL:03-6770-8144
営業時間:日~木 15:00~23:30(LO22:30)
金・土・祝前日 15:00~翌3:00頃
※定休日なし
※新型コロナウイルスの拡大状況により、変更の可能性があります
AUTHOR /ふじもげたん
今年の目標は旅行・出張先で必ず地酒を買うこと。
ウクレレ修行中です。