ボブログ
美容師の「幸せ」とは?
半年間、書かせていただいた「ボブログ」もこれがラスト記事になりました
実は当社は今年で法人化10周年を迎える。個人事業主として
経営方針は「happy life」。
ヘアを通して幸せを
サービス、感動との出会いで幸せを
夢の実現で幸せを
といった感じで、オープン当初から活動している。時代の流れもあって、あまり押し付けがましくならないように、でも心では大事にして欲しいなと願いながらの経営方針だ(笑)。
オープンしてから18年も経つといろんなことがあった。幸せ
時代とともに価値観、常識は変化している。経営者としてはここについていかないと、スタッフの幸せを作って
そして時代は100年生きる時代になった。その100年生きるとして
ただ、100年時代となって価値観が変わっても、残念ながら「お金」という物を切り離して生きてはいけないと僕は思う。そのお金をどう稼いでいける人物になれるか? というのもポイントだが、幸せの尺度となるものがお金だけでいいのか
というか、そもそもお金ってなんなんだろう? という勉強から始めた方がいいかもしれない。(『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』という本はわかりやすいのでおすすめしたい。)
結局お金とは信頼であったりすると思う。まあそれは置いておくが、お金
「幸せ」には様々な考え方がある。
そしてお金、ということに限れば、そもそもお金を稼ぐことが一番の目標なら美容師、サービス業は外れた道になると思う。もちろんある程度の成功を金銭的に収めることは可能だったりする
お金で幸せをつかもうと思うならこの職業はかなり確率が低い職業
いろんな幸せには仕事を絡めない幸せの方が多いかもしれなが、
人間とは成長する生き物である。知識、技術を手に入れることで成長することができる。
幸せに対して考えることもできる。
個人的に今幸せだと感じるのは、こうであって欲しい。こう思ってもらいたい。などが伝わった時や、自分が素敵だと思うことを表現していく。そしてそれを認知さ
だからお金に絡まない撮影、ただただ作品撮りとして撮影したりす
こうであってほしい世界。
ファッション
空間
色がない
無垢な世界
自分がこうだったなら
自分しかいない世界
理想と現実との狭間
そんな思いでつくった、いわゆるアンチテーゼ作品。
売るということにどんどん特化するこの業界に、もちろんそれはそ
こうであるべき、こうでありたい。そういう世界を作っていく。そ
だから自分は撮影を、美容師という職業に関係なく行っている。アートやデザ
こうであって欲しいな、というデザインが。
そこに気がついてくれる人がいるだけでも幸せになる。そんな人が
最後に。半年間ありがとうございました。
これからも幸せを作
齋藤隆志[favorite garden(フェイバリット ガーデン)/鳥取県・米子市、広島県・広島市]
さいとうたかし/1976年1月15日生まれ、鳥取県出身。松江理容美容専門大学校通信課程修了。2004年、鳥取県米子市にfavorite gardenをオープン。2017年広島に2店舗目を出店。JHAファイナリストの常連で2015年、2019年にはAREA STYLIST OF THE YEAR、中国・四国エリア賞を受賞。facebook、instagram、noteなどのSNSで発信する歯に衣着せぬ物言いは多くの美容師の指針となり、つくりだされる作品は多くの美容師ファンを持つ。
AUTHOR /齋藤 隆志(favorite garden)
「虹プロ」にハマり、NiziUからTWICEに飛び火してそのままONCEになりました(笑)