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20歳のスタイリストが12月売上400万円超え。その舞台裏をレポート
当ブログでたびたび紹介してきたnex the salon coall(東京・表参道)の湊 覇樹(みなと・はるき)さんが、昨年12月に奇跡を起こした。
湊さんの人となりは、こちら
生産性408万円は、史上最高!?
昨春に美容学校を卒業した湊さん。9月にはJr.スタイリストとして月間8日の入客ながら、個人売上2,101,250円(技術売上2,082,250円)、平均客単価41,000円という快挙で、名をはせた。
そんな超新星が、昨年末に再びまばゆい光を放つ。
【湊さんの2020年12月実績】
総売上:4,085,720円
技術売上:4,021,500円(2021年の技術メニューチケット売上:2,200,000円含む)
店販売上:64,220円
客数:60名(新規客数:17名)
平均客単価:68,095円
カラー比率:90%
トリートメント比率:95%
カット料金:11,000円
アシスタント数:無し(すべてマンツーマン施術)
生産性(総売上÷施術スタッフ数):4,085,720円
総労働時間:175時間
タイムパフォーマンス(技術売上÷総労働時間)=22,980円
技術売上のうち、特筆すべきは実に50%以上を占める技術メニューチケット売上だ。
12月に来店した顧客は2021年の来店に限り使える。チケットは以下の4種。
①12,000円チケット(15,000円相当+トリートメント1回分)
②30,000円チケット(35,000円相当+トリートメント1回分)
③50,000円チケット(60,000円相当+トリートメント1回分)
④100,000円チケット(120,000円相当+トリートメント2回分)
①や②の金額なら比較的売りやすいが、湊さんは④の10万円チケットを総客の約20%にあたる13枚も販売した。湊さんが明かす。
「当初、先輩スタイリストの中には目先の売上目的ではないか?とチケット販売を躊躇する方もいました。でも、僕は高単価チケットほど僕に対する信頼のバロメーターだと考え、店販よりチケット販売に注力しました。とくに10万円チケットは『あなたのもとに来年1年は通いますよ』と宣言してくださったのと同じ。翌年の顧客づくりです」
湊さんの主要顧客は30~40代。目の肥えた大人客が弱冠20歳の技術や美容師力に太鼓判を押した結果だろう。
僕はマグロのようなもの
また、施術中の空き時間はJr.スタイリストとして先輩スタイリストのヘルプに積極的に入った。ただでさえ忙しい12月。しかも同店は村田勝利さんの個人売上1,500万円超えを筆頭に、全スタイリストが過去最高売上を達成するなど記録づくめの月だった。
村田さんの偉業は、こちら
「自分のお客さまに喜んでいただく仕事を追う一方で『誰よりもヘルプに多く入る!』『お店を回す!』を目標にしていました。僕はマグロと同じで店内を動き続けていないとダメなんです」
今年の目標は「結果より中身にこだわる」。
もっと成長できるように美容に限らずさまざまな学びを深める1年にしたいとのこと。
オンラインサロンなど、新たな挑戦も企てている。
2020年は鮮烈だった超新星の輝度は今年も増すのか。
湊 覇樹さんの「覇道」は当ブログで、続報していく。
【プロフィール】
みなと・はるき/2000年、富山県生まれ。東京美容専門学校卒業。学生時代に500人以上をモデルカット。2020年、1店舗を経て東京・表参道のnex(配属はnex the salon coall)入社。Jr.スタイリストとして9月に月8日の入客ながら個人売上200万円を達成。12月、個人売上400万円を達成(いずれもマンツーマン施術)。