ボブログ
2021年の美容トレンドを予測してみた
2021年・美容室&美容師に関わるトレンド予測
1.オンラインカウンセリングの仕組みづくりが完成し、主流になる
具体的には
・来店前のオンラインカウンセリングを実施する店舗が増える
・マスクによる肌荒れのケア方法、対策方法を美容師がオンラインでアドバイスするサービス
2021年のビューティーのトレンドは「マスクにつかない」がキーワードのよう。マスクにつかないリップなどはすでに出ており、他メイクアップアイテムもバージョンアップしそうです。今年も常にマスクを着用することになりそうですが、そこで美容師としてお客さまに提供できるサービス、必要とされるサービスに、マスクによる肌荒れのケア方法と対策方法をアドバイスするということがあるのではないかと僕は考えます。
今でもSNS上でつながっている方からの直接予約、相談はあると思いますし、ライブ配信などでいただいた質問に答えるというのはやっている方も多くいらっしゃいますが、それが1人ひとりへの「オンラインカウンセリング」として確立していくのではないかと。
コロナ禍に始まった、来店前に実施するオンラインカウンセリングを導入している美容室もありますが、そこまで主流にはなっておらず、まだ仕組みがつくれていないサロンが多いんだと思います。これが今年は、徐々に浸透していくか。または、一気に主流になる可能性があると思っています。
2.髪質を改善する「美髪メニュー」がさらに広がる
具体的には
・酸熱トリートメント
流行りのヘアスタイル・ヘアデザインは、当分の間大きなムーブメントになるようなものは出ないと思います。どちらかというと、美髪、
3.デザインが売りの美容室と、美髪を売りにした美容室の二極化へ
具体的には
・トータルビュティーサロンも美髪特化型サロンへ
・多くのサロンが美髪を売りにするサロンへ変化する
SNSで注目を集める一部のサロンだけが「デザインを売りにするサロン」へ。トータルビューティーサロン含め、それ以外のサロンは「美髪を売りにしたサロン」になる二極化の大きな流れがくると思います。トータルビューティーサロンも様々なメニューが受けられるというところから変化し、美髪に技術を特化させる方向に変わっていくのではないでしょうか。これはやはり、スタッフの働き方の面と美容室を経営し続けるというところを考えた上で、効率のよさを求める結果だと思います。
一方でデザインを売りにするサロンは、今後ますます加速するであろう、世の中の働き方改革に合わせるのが難しくなってくると予想できます。デザインを売りにする店はこれをどう解決するか?
4.働き方改革が本格的に進む
上の2、3でも触れた通り、「処遇改善」「労働生産性向上」「長時間労働の是正」「柔軟な働き方ができる環境整備」「多様な人材の活躍」を軸とする「働き方改革」が美容業界でも本格的に進むのは間違いありません。
5.シルエットがゆるいファッションにも似合うヘアスタイル
具体的には
・ゆとりのあるデザインの服を着ていても、きちんと(きまって)見えるヘアデザイン
家での過ごし方が見直され、ファッションは「着心地の良さ」がキーワードと言われています。アイテムとしては、ゆるいけれどキチンと見えるワイドパンツがでてきたり、素材にこだわったアイテムが多く出てくるのではないかと思います。ワイドなデザイン、
2021年はすべてのことで、二極化が進むのではないでしょうか。何かを捨て、何かに特化することで数字を伸ばす。分かりやすいものがいいとされる時代の流れは加速し、日々を心地よく過ごすためのお手伝いをするサービス業というのは、変化を求められ、まだまだ大変な時代が当分続くと思います。
齋藤隆志[favorite garden(フェイバリット ガーデン)/鳥取県・米子市、広島県・広島市]
さいとうたかし/1976年1月15日生まれ、鳥取県出身。松江理容美容専門大学校通信課程修了。2004年、鳥取県米子市にfavorite gardenをオープン。2017年広島に2店舗目を出店。JHAファイナリストの常連で2015年、2019年にはAREA STYLIST OF THE YEAR、中国・四国エリア賞を受賞。facebook、instagram、noteなどのSNSで発信する歯に衣着せぬ物言いは多くの美容師の指針となり、つくりだされる作品は多くの美容師ファンを持つ。
AUTHOR /齋藤 隆志(favorite garden)
「虹プロ」にハマり、NiziUからTWICEに飛び火してそのままONCEになりました(笑)