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未来を創る“おしえあイズム”

動画マニュアル&SNSツール「soeasy buddy for beauty」を開発・運用する株式会社soeasyは1月17日、axle御茶ノ水(東京都千代田区)にて「BEAUTY SALON FUTURE SESSION 2023」を開催した。

同イベントは「おしえあうって、すばらしい。」を経営理念に掲げるsoeasyが展開するsoeasy buddy for beauty.を介してつながった、業界課題に立ち向かい活動するキーマンたちをゲストに招き、サービス活用の事例や、共通テーマでのトークセッションを通じてサロンの未来をともに語らうトークセッションだ。

会場には50名近い業界関係者が集まり、当日の様子はZOOMのオンライン配信でも中継された。

この日、ゲストスピーカーとして登壇したのは埼玉県内にサロンを展開するEMUinternationalグループ 代表取締役の小河原正輝氏、美容ディーラー・ミツイコーポレーション株式会社 営業パーソン部長 田中浩之氏、東京都江戸川区でサロンを開業する株式会社PAUL 代表取締役の増田佳郎氏。それぞれが過去、現在、未来をテーマにしたキーノートスピーチをし、その後トークセッションを行った。

 

キーノートスピーチでは、まず小河原氏が登壇し創業50周年を迎えるEMUの変遷を紐解いた。一時、危機的な状況に陥いるも、組織エンゲージメントを高める組織改革と時代に即したソーシャルシフトで環境を整備し、現在のEMUを創り上げた同氏。今後は多様な人材が自走して協働する組織を目指し、その実現のため社内のスタッフ同志をつなぐ交流プラットフォームとしてsoeasy を活用している。スタッフの「しなくちゃいけない」という意識を「したい」にシフトするおしえあいの教育モデルを確率し、自立行動を重視する価値観、動機付けを後押しする教育が進んでいるのだと語った。

 

続いて登壇したのは美容ディーラー、ミツイコーポレーションの田中氏。
ディーラーとしてこの先「つなぐ」役割が求められてくると考察し、課題解決だけでなくその先の未来創造、価値観や知識を共有できるコミュニティの基盤を業種の垣根を越えて作っていく必要性を語った。ミツイコーポレーションでは、主に社内での教育と情報共有にsoeasyを利用している。さらに最近では対メーカー、対サロンにおいても紙ベースだった関係性をデジタルシフトしており、互いのエンゲージメント向上を実現しているのだという。

 

未来を創るキーワードとして「進化圧」を挙げたのは、西葛西エリアで4店舗を経営する増田氏。PAULでは現在14名の美容師が在籍しているが、4月には8名の新卒入社が控えている。これが先の進化圧であり、意図的に適度なストレス(不安定さ)を社内で生じさせ成長と自走を促しているのだという。soeasyは社内インフラの向上を目的に導入され、これにより連絡ツールやカリキュラムなど、散乱していた情報を一本化して管理することができるようになった。加えて試聴までの手間やその有無がわからなかったカリキュラム動画も積極的に活用できるようになり、結果20~30%の技術取得時間を削減。「おしえあう」文化を支える重要なプラットフォームになっていると実感を述べた。

 

トークセッションでは、ゲストスピーカーらに加えsoeasyの森本和希氏に、ファシリテーターを務める同じくsoeasyの小菅隆太氏が登壇。良質な関係が生み出す「おしえあイズム×●●」が教育や文化に、どのように機能するかについて意見を交わした。

小河原氏は冒頭で「自社の教育を抱え込む時代は終わった。クローズだった部分も今はオープンソースになりつつある」とコメント。田中氏も「Z世代への教育や、働く環境の整備など、技術以外の部分でも『おしえあう』風潮がある」と言及した。
森本氏は「教育は“育てる”より“おしえあう”シェアの時代になっている。その文化の創出をITの力で加速させていきたい」と語った

 

トークセッション後には、ゲストスピーカーを含めた懇親会が開かれ、参加者たちは実際にお互いが繋がり知識を共有することによって「おしえあイズム」を体験した。

なお、当日の様子はsoeasyでもレポートしている。
●【レポート】活況を呈したBEAUTY SALON FUTURE SESSION 2023!

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