それぞれの視点での未来提案
株式会社リクルートライフスタイル(淺野健社長)が運営する美容に関する調査・研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は、6月8日WEBセミナー「コロナの”先”も考えよう。そろそろ業界の未来を話そうか」を開催した。
「ホットペッパービューティーアカデミー」では、コロナ以前から動画講座の提供や各種調査の公開、イベントを通じてサロン経営に関する情報を提供してきた。
コロナ禍の中でも、ウェビナーという形で業界のトップランナーを招いたセミナーを実施し、引き続き多くの情報や問題提起の場を提供し続けている。
今回は東京・渋谷に3店舗を構えるLECO[レコ]代表・内田聡一郎氏と、東京・原宿や埼玉県などにオリジナリティあふれるブランド展開で急成長中のsiki [シキ]代表・磯田基徳氏を招き、トークセッションの形でウェビナーを開催した。
プレイヤーとしても経営者としても注目を集める2人のセッションとあって、当日は約100名の受講者が参加。
「コロナ後」という長期的な目線でのテーマではあったが、スタッフのパーソナリティを伸ばすには?と言った人材の問題や、デザインサロンとしての葛藤や自負など、身近かつ幅広いテーマで意見を交換した。
教育や美容論について、立場や世代、フィロソフィーの部分で考え方が真逆に見える部分も多くあったが、一致していたのは「アンチテーゼ」の姿勢。業界の現状を当たり前と思わず「Why(なぜ)」の姿勢を常に持つことが、長期的な成長のみならず、コロナのような有事の際も倒れにくいサロンでいられるという点は2人の根底に共通して流れているように受け取れた。
なお、この日の動画は7月上旬に「ホットペッパービューティーアカデミー」サイト内で公開予定とのこと。