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syn齋藤正太×ジェイナが語る!日韓最新メンズヘアトレンド
日韓トップメンズヘア美容師が語ります!
月刊BOB誌面上で「syn齋藤正太のモテ男子プロデュースプロジェクト!」を隔月連載している、大人気メンズ美容師syn・齋藤正太さん。
Instagramフォロワー数は驚異の21.1万人(2021年5月21日現在)!
東京・渋谷にあるサロンには、なんと1日約30人のお客が齋藤さんのもとに集まっているそう。
今回はそんな齋藤さんが「韓国で一番好きな美容師さん!」と言う、韓国人美容師のジェイナさんと、メンズスタイル談義をしてもらいました。
日韓メンズヘア美容師の出会い
――こんにちは~!今日はよろしくお願いします!
ジェイナさんは日本語も完璧ですが、どのようなキャリアを歩んできたんですか?
ジェイナ:私は初めに韓国で美容の資格をとった後、日本に留学して、国際文化理容美容専門学校を卒業しました。
その後日本で働き始めたのですが、3カ月くらいでビザが切れてしまって帰国。
放送局で働いたり、イギリスのヴィダル・サスーンとフランスのAlexandre de Parisをそれぞれ1年ずつ経て、今は10年ほど韓国で働いています。
現在のサロンはチョンダムという、東京でいう青山・表参道のような街にあります。
――そうなんですね!ジェイナさんと齋藤さんの出会いは?
ジェイナ:私のお客さまは元々レディース比率が8割ほどだったのですが、1年半くらい前からメンズに力を入れていこうと思って。
いろんなInstagramアカウントを見ているうちに、「すごいかっこいいスタイルをつくる人がいる!」と思って。それが齋藤さんだったんです。
齋藤:嬉しい!僕もジェイナさんのアカウントを見たとき、「日本にはないバランス感やデザインがかっこいい!」と思って。そこから美容の情報などやり取りするようになりましたね。
――お互いのスタイルでどんなところが好きですか?
齋藤:日本にはあまりない、メリハリの効いたデザインですね。リッジの強いパーマや、ハチ下の締め方などがかっこいい!
モデルさんのファッションも含めたトータルバランスがおしゃれで、一番好きなメンズスタイルをつくる美容師さんです。
ジェイナ:韓国ではパーマでもカラーでも分かりやすかったり強いものが好まれる傾向が強いですね。
私が齋藤さんのスタイルで好きなのが、まずパーマの質感。韓国ではリッジの強いパーマが多いので、ゆるっと色気のあるデザインが素敵だと思います。
あとは、ウルフもかっこいい!えり足の長いスタイルはこっちではあまりないので、参考になります。
いつも最新のスタイルを生み出していますよね。
齋藤:こないだジェイナさんが韓国のパーマ剤を試させてくれたんですが、やっぱり強いですね!日本ではダメージを恐れる人が多いから、最近サロンワークで韓国っぽいパーマスタイルをつくろうと思うと、酸性パーマでかけることが多いです。
酸性だと時間はかかるけどダメージしづらいから、しっかりリッジを出すスタイルもやりやすい。
ジェイナ:そうなんですね。韓国人は日本人に比べて髪が太い傾向にあるので、強い剤でも使いやすいんです。
それに韓国人はとにかくスピードを求めるんです。
「今日は何時に終わりますか?」と聞かれることが日常茶飯事(笑)。だから強い剤でスピーディーな施術が合ってるのかも。
日韓メンズスタイル、いちばんの違いは●●●●
――他に、韓国と日本のスタイルの違いはありますか?
ジェイナ:もみあげですね!日本人って何でもみあげつくらないの!?
韓国はもみあげ命ですよ!
――確かに!K-popのメンズアイドルももみあげを押さえる仕草をよく見る!
齋藤:確かにもみあげしっかりつくるのかっこいいですよね!
日本ではツーブロックでもみあげは6mmで……っていうのが何となく常識になっているけど、もっとこだわった方が良いですよね。
太さはどのくらいが良いんですか?
ジェイナ:細すぎず太すぎない、中間が一番人気です。
太すぎると男っぽく、細いと中性的なイメージになります。
T例えばこのスタイルはかなり細目ですね。
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齋藤:その人のイメージに合わせて細さを変えるんですね。
メンズバングのトレンドは、日韓で真逆!?
ジェイナ:逆に、今日本で人気なのはどんなスタイルですか?
齋藤:僕が最近推しているのが、バングの中心を重めにして、黒目の上をシースルーっぽくするデザイン。
黒目が強調されて、ジャニーズっぽい顔になれます。
センターパートにもできる、2WAYスタイルです。
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ジェイナ:へえ~!韓国とは逆かも!
こっちでは今、バングの中心だけ薄くするのが人気です。
元々髪を重めに残すのが人気ですが、最近は少し軽くするのも流行ってきていますね。
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齋藤:隣の国で顔立ちも近い日本と韓国だけど、トレンドが違っておもしろいですよね。
これからも情報交換していきましょうね!
ジェイナ:よろしくお願いします♪
2021年7月1日発売の月刊BOB8月号では、齋藤さんとジェイナさんがコラボして、最新韓国メンズスタイルを披露!
そのつくり方やポイントを解説します。
今回の記事では紹介しきれなかった「韓国ヘアのツボ」もご紹介します!
ご購入は美容ディーラーさん経由もしくはオンラインストアで!
齋藤正太(さいとうしょうた)syn[シン/東京・渋谷]
さいとうしょうた/1992年9月9日生まれ。長野県出身。埼玉県理容美容専門学校卒業後。現在東京・渋谷のサロン、synの代表を務める。メンズヘアや自身のライフスタイルの発信で人気を集めるInstagramではフォロワー21.1万人。その技術はもちろん、ストイックな精神性や美意識に憧れて来店する男性客も多い。
Instagram:@signal8756
ジェイナ
韓国で美容師免許取得後、来日。国際文化理容美容専門学校卒業後、日本での勤務経験を経て、イギリス、フランスなどでも美容を学ぶ。現在韓国・チョンダムのサロンでスタイリストとして勤務中。感度の高い韓国メンズから支持を集める。
Instagram:@janastyle_hair
AUTHOR /ふじもげたん
今年の目標は旅行・出張先で必ず地酒を買うこと。
ウクレレ修行中です。