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バレンタイン直前SP つい早食いしてしまう美容師さんへ
あと数日でバレンタインデーですね。
学生時代のチョコレートをもらえるか、もらえないか、あのそわそわする感じ。
甘酸っぱい思い出が懐かしいです。
かつては人にチョコを贈る記念日だったバレンタインデーですが、近年は自分へのご褒美にチョコを買うなど、消費者ニーズは進化しています。
そんなお客心をつかもうと、お菓子メーカーはあの手この手で市場を開拓しています。
中でも健康志向のチョコレート市場は凄まじい伸び率です。2014年〜2018年にかけて健康志向チョコレート市場は4倍になったというデータもあります(インテージSRI®調べ)。この健康志向チョコレートは、別名「高カカオチョコレート」とも呼ばれます。
チョコと言えば自分を甘やかす食べ物というイメージですが、今回はバレンタインデーを控えて、調理師免許を持つ立場から美容師さんへチョコにまつわる“食事療法”を贈ります。
「高カカオチョコレート」を美容師さんにおすすめしたい理由
・小分けの物であれば隙間時間に1粒、パッと食べられ場所を選ばない
・血糖値を一定に保つ効果が期待できる(空腹で血糖値が下がると脳の細胞が正常に働かなくなり集中力がなくなる、眠くなるなどの症状が現れる)
・カカオの成分にはストレスの緩和、リラックス効果、集中力を高める効果がある
・アンチエイジング効果があり、肌のトラブルを防ぐ
・脂質が含まれているので、少量で空腹感が和らぐ
一般的なチョコと何が違うの?
・ミルクチョコレートに含まれるカカオ分が30~40%に対し70%以上含まれている
・カカオが多い分同じ分量のチョコレートよりポリフェノール量が多く含まれる
・低GI値食品に分類される
(いずれも(株)明治調べ)
「高カカオチョコレート」にはどんな効果があるの?
主原料のカカオには、健康維持に不可欠な栄養素がたくさん含まれています。
主要な栄養素
【カカオポリフェノール】
老化・がん・生活習慣病などさまざまな病気の原因といわれている活性酸素の働きを抑制する抗酸化物質としての働きがある。その他血管を広げる作用があり、高血圧の人ほど血圧低下の効果を得ることが期待できる。
【テオブロミン】
集中力を高める、精神的ストレスを抑制し改善する働きがある。
【リグニン(食物繊維)】
腸内細菌を増やす、腸内の環境を整える効果がある。
カロリーが高いから太るのではないかと心配な方へ
ポイントは「高カカオチョコレート」が 低GI値 食品ということです。
GI値とは ( グリセミック・インデックス ) の略語で、食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値です。
高GI値食品・・・血糖値が急激に上昇 (白米・パン・ドーナツなど)
低GI値食品・・・血糖値が緩やかに上昇 (バナナ・ヨーグルト・プリンなど)
早食いや欠食をすると血中のブドウ糖濃度の急上昇や急降下が起きやすく、さらには肥満になりやすいと言われます。人は血糖値をコントロールするためにインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは血糖値の上昇を抑えるだけでなく、通常よりも多く分泌されてしまうと脂肪を蓄える働きがあり、太りやすい身体をつくる原因となります。特に白米、パン、カップラーメンなどは高GI値のため、血糖値が急上昇しやすくインスリンが多く分泌されるので肥満の原因につながります。
例えば、食事を食べる順番なども、初めにサラダやヨーグルトなどのGI値が低い物から食べて最後にGI値の高い物を食べることにより血糖値を緩やかに上昇させ、インスリンの分泌や食べ過ぎを抑える目的があリます。
とはいえ、時間がない場合は食べる順番など気にしていられませんよね?
そこで、食前にチョコレートを食べると食べ過ぎを防ぎ血糖値の急激な上昇を抑制するのに効果的なんです。
しかも、カカオ分が多い物ほど糖質が低くなるのも嬉しいですよね。
【注意点】
①嬉しい効果があるとはいえ大量に食べると逆効果になり、過剰摂取は、ホルモンバランスの乱れや肝機能への影響も考えられる。
②ポリフェノールは水に溶けやすい成分なので、摂取後は短時間で効果を発揮するが、2時間後がピークで時間経過と共に排出されてしまう。
忙しくて昼食時間を取ることもままならない美容師さんは「早食い」が多いと聞きます。
早起きは三文の得でも、早食いは健康の毒。
ほんの少しの甘味は、たくさんの苦味をかき消すことができるのかも!?
美容師の皆さん、今日からはポケットの中にチョコレートを忍ばせて、仕事の合間にパクッと1粒!