ボブログ

サロンに小さな森を。「コケリウム」をつくっちゃおう!

苔(こけ)をレイアウトして癒される

皆さんはコケリウムをご存じですか?
初めて聞く人も多いかもしれません。

もしかすると「テラリウム」や「アクアリウム」と聞くと馴染みがあるでしょうか?
前者は陸上の植物や小動物をガラス容器などで飼育・栽培する技術で、
後者は水の中で生きる水生生物や水草を飼育・栽培する技術です。

ここで紹介する「コケリウム」とは「コケ・テラリウム」の略で、「苔」と「テラリウム」を組み合わせた造語です。器やビン、水槽などに苔を中心に自然を模した小宇宙をつくり、観賞して楽しみます。
独特の可愛らしさと奥ゆかしさに個性をプラスした手のひらサイズの小さな森は、現代の「わび・さび」。
眺めているだけで癒されるので、いわゆる苔オタはもちろん、そうでない人にも大人気なのです。

その人気を支えているのが手軽さです。
百円均一ショップでも大半の材料を揃えられ、雑貨屋などでは専用キットを売っています。
自宅はもちろん、サロンのセット面に、レセプションカウンターに、置き場所を選ばないのも魅力です。

実際につくってみる

では、その制作プロセスをご紹介します。

【材料】
苔・容器・土(砂・ソイル)・石(レイアウト用)
【道具】
ピンセット・スプーン・ハサミ・(霧吹きや水差し)
【費用】
苔=約600円(ホームセンター)
観葉植物=約170円(ホームセンター)
ピンセット=約300円(ECサイト)
土(ソイル)、霧吹き、容器(220円)=440円(百円均一ショップ)
合計1,510円 ※金額はあくまで目安です
【注意点】
苔は市販されている物を使ってください。
道端に生えている苔は小さな虫が多く生息しているためです。
土は栄養の少ない物を使ってください。栄養が多く含まれている土を使うとカビが発生する可能性が高くなります。赤玉土や砂、ソイル(コケリウム専用もあります)がおすすめです。

 

苔 /ホソバオキナゴケ・シッポゴケ・タマゴケ・ハマキゴケなど。土 (ソイル) /約200g。石 ・ 観葉植物 ・ 小物(フィギュア)

 

容器 ・ 霧吹き ・ ピンセット ・ 敷物
その他あると便利な物 (ハサミ・水差し・スプーンなど)

【制作プロセス】
①容器に土(ソイル)を2cm目安に入れる。手前を低く、奥を高く傾斜をつけると奥行きを持たせられる。
②石をセッティング。石の配置を決めたら裏側に土を盛ると傾斜をつけやすい。
③土台を決めたら崩れないように水を与えて土を湿らせる。
④主役の苔と観葉植物を植える。背の高い苔から植えていくと全体のバランスをイメージやすくなる。
⑤ピンセットで苔をまっすぐつかみ土に差し込む。
⑥全体に苔を配置したら完成。

 

ピンセットを抜くときは棒などで苔を抑えると苔が浮き上がらない。複数の苔を少しずつバラバラに配置すると自然な感じになります

 

苔は成長スピードが遅いので、1~2年ほどそのままの状態を保てます

【管理のポイント】
①直射日光は当てない
②35℃以上の空間に置かない
③水やりは土を湿らす程度に
※容器によって1週間に一度、2~3週間に一度霧吹きや水差しをするなど変わります

アレンジも楽しい

小物(フィギュア)を主役にした作品もつくってみました。
苔が主役の作品とは一味ちがって、これも創作意欲を掻き立てられます。

 

ガチャガチャの景品はコケリウムのサイズにぴったりでおすすめです

 

いかがですか? コケリウムづくりは簡単ですよね。
目に優しく、香りによるストレスの軽減・癒し効果もあるコケリウムは、
易しく、優しいインテリア。

コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスも長けています。
つくり手の個性も表現できるので、美容師さんならきっとハマるはず。
Let’s コケリウム!

小林

AUTHOR /小林

この記事が気に入ったらいいね!しよう
Facebook Twitter Line

PICK UP BLOG

\ ボブログTV 公式SNSで最新情報をゲット! /