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あたらしい業務委託?! シナジーサロンの真実 【その1】オープンに行ってきた

青山、表参道エリアの新商業施設【ののあおやま】の中に、次世代型シェアサロン【synergy salon NEHAN】(シナジーサロン ネハン)が11月9日にオープンした。

都内有名サロンに所属しているスタイリストがここでも働いていたり、著名インスタグラマー的な美容師がいたり。従来のサロンとは少し毛色が違う様子。ん? もしや引き抜きサロンか?! シェアサロンでも業務委託でもなく「シナジーサロン」と自らカテゴライズするサロンは何が違うのか、調査しに行ってみた。

オープニングレセプションに行ったら、いたのはiii(スリー)の寺村優太さん。月刊BOB5月号『5G美容師と動画』でも登場いただいた、美髪に特化した美容師だ。VR(バーチャルアリティ)による美容教育改革に着手しているのは本誌でお伝えした通り。でも経営しているのではなく、プロデューサーとのこと。

そしてもう一人。「酸熱美容師」「パーマ美容師」として月刊BOBにたびたび登場する森越道大さん(NEUTRAL by GARDEN)。コロナ禍でも最高売上をチームで更新した取り組みは月刊BOB8月号「新しサロン様式」でも6ページにわたって紹介した。森越さん、まさかの移籍???

「いえいえ。ぼくはこのサロンをプロデュースしている一人。ぼくのチームメンバー※がここで週に何日か、働くんです」

※カットをしないスタッフを含むスペシャリストが所属し、6名のチームでお客に対応。動画撮影や集客もチームで。誰がカットを担当してもよく、売り上げ合算で給与が決まる新しい仕組み。と、紹介してくれたのは、御供カナさんと内田航さん。

「これからここで、働きます!」(御供カナさん)

「チームで売り上げをつくります!」(内田航さん)

そんな二人の半年後の結果はこちらで取材しております。

シナジーサロンは5Gサロンだった!

寺村さんが手がけているサロンらしく、5G的な仕掛けがたくさん。

これは入り口にある受付。担当の名前を押すと呼び出してくれる。

受付が入ると、担当スタイリストには支給されているアップルウオッチに連絡が入る。

シャンプーブースは混雑しないような仕掛けが。

どのブースが開いているのか、セット面に配置されているiPadでわかるようになっており、使用時間も可視化。長時間占有していると、「ちょっと!長いんだけど!」と言われちゃう。

『シェア』から『シナジー』へ

NEHANっていうても、シェアサロンでしょ? シナジーってつけて新しい響きにしているんでしょ? じゃあ具体的に何が違うんでしょう?

シェアサロン(面貸し)は端的に言えば、店舗のスペースレンタル業態。それゆえ、同じ教育を共有していないので、働いている人同士につながりは希薄だ。自由度が高く、自分の稼ぎ次第で収入が多くなるので、割り切って働いている人も多いと聞く。そのためコミュニケーションが極端にないところも。

「シナジーサロンは、形態としてはシェアサロン。違いは「一芸に秀でた(秀でたい)美容師」や、「発信力のある美容師」をオーディション形式で採用します。その芸を持った人に対して、メディア出演のヘルプをしたり。

涅槃(ねはん)とは、仏教用語で、欲や嫉妬を断ち輪廻転生の流れから脱し、悟りの境地に達した状態を表す。業界とお客様のために貢献できる人が互いに高めあえ、世の中に貢献していくサロンになってほしいと言うことから命名されたという。

センター森越道大さん。右が御供カナさん、左が内田航さん。

決行挑戦的(?!)な【NEHAN】がオープンして、1カ月。実際働いているスタイリストたちはどうなのよ? ということで、売り上げの推移とその働き方を半年かけて追いかけていこうと思います。

 

追いかけた半年後の結果はこちら

 

お楽しみに!

morii

AUTHOR /morii

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