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忙しい人ほどファスティングに向いている!?
“メスのいらない手術”が今話題
「ファスティング(=断食)」と聞くと、苦行のようなイメージを持ちませんか? 実際、断食は宗教的な儀式や精神的修行の一形式として行われてきました。それがここ1年、健康法の一つとして、欧米から日本へ浸透してきているというのです。
去年の11月、社内全員がファスティングに挑戦したという株式会社HIGUCHIリーディング。今回、株式会社HIGUCHIリーディングが主催するファスティング講座(HIGUCHI会員様限定)に参加しました。ファスティングの基礎知識からファスティングの取り入れ方まで、講師の木村忠弘氏よりご紹介いただきます。
※この記事は、髪書房WEBZINEにて2016年6月に取材・掲載したものです。
完全な絶食ではないのが今のファスティング
食事を摂らないことで摂取カロリーを抑え、ダイエットを成功させる。これは一般的に認知されている断食のイメージですよね。しかし、今回お伝えしたいのは、今のファスティングは絶食ではないということ。野菜や野草のエキスを糖質による発酵抽出で完成させた植物発酵飲料を用いながら行うのが、今注目されている健康法のファスティングです。何も食べられないワケではない、と知っただけでも“つらい”というイメージが変わってきませんか? 必要最低限のカロリーやミネラル・ビタミンを補給できるのが特徴であり、魅力の1つです。
期待できるメリットは14!?
1つの手段で14のメリットが期待できる健康法がファスティングなんです。
【14のメリット】
①体脂肪の減少
②溜まった毒素の排出
③肌がきれいに
④腸をきれいに
⑤免疫力がアップ
⑥慢性便秘の改善
⑦食生活の改善
⑧味覚が正常になり、食事がおいしくなる
⑨血液をサラサラに
⑩疲労感がとれてスッキリ
⑪ストレスの軽減
⑫肩こりや腰痛の軽減
⑬寝つきがよくなり、睡眠不足も解消
⑭冷え性の改善
14のメリットのキーワードは“酵素”。酵素という言葉はなんとなく耳にしたことありますよね。酵素は体内の「消化・吸収・代謝・排泄」といった重要な働きを担っており、摂取した栄養素を身体に良いものに変える第9の栄養素です。
炭水化物やたんぱく質、脂質といった数ある栄養素の中で、唯一生きている栄養素としても知られています。皆さんもご存知の栄養素である、炭水化物、たんぱく質などは生きている栄養素ではないため、単体では身体にとって良いものに変えることはできません。つまり、いくら栄養素の高いものを摂取しても、身体にとって良いものに変えてくれる酵素がなければ生物(虫も含む)はいきていけないのです。ところが、酵素はこれらの栄養素とは異なり、生きている栄養素ですので、摂取した栄養素を身体によいものに変えることができるのです。
それでは、酵素とファスティングの関係性はどうなっているのでしょうか。
疲れやすい、手足の冷え、むくみ、肩こり……要注意!
最近、身体の不調を感じている方、感じやすい方、それは酵素不足が原因かもしれません。さまざまな身体の不調は、免疫力の低下(=酵素不足)が原因と言われています。酵素の役割を見てみましょう。
まず酵素には、潜在酵素と体外酵素があり、ダイエットに関わるのは潜在酵素です。さらに潜在酵素にも2種類あり、消化や吸収に関わる酵素(消化酵素)と代謝や排泄、細胞分裂に関わる酵素(代謝酵素)が上げられます。体外酵素には、食物酵素と腸内細菌の酵素があります。
ここで衝撃的な発表です。酵素は年齢とともに減少し続けます。体内でつくられる酵素の量には限界があり、20代を過ぎたころから急激に減り始めてしまうのです。「肌が荒れ始めた」「体型が変わった」など、身体の変化は、悪循環な生活や食生活の乱れにより、酵素不足、または酵素がうまく活動していないことが原因で起こるのです。
そこで登場するのがファスティング。過食中は消化酵素が代謝酵素を上回り太りやすい体質になります。それに対し、ファスティング中は最低限のものしか摂取しないため、消化活動が休まり、さらに体外からの食物酵素を意識的に摂ることで、消化酵素を温存します。少ない消化酵素が代謝酵素の働きを活発化させ、体内に占める代謝酵素が多くなり痩せやすい体質に変わるのです。代謝酵素は痩せやすい身体に変えるだけでなく、美容・健康に欠かせない「入れ替え・再生・解毒・排泄」のすべてをスムーズにするため、14のメリットが生まれるのです。
ファスティングは忙しい美容師にピッタリだった!?
美容を売っている立場だからこそ、体力勝負な仕事だからこそ、美容師自身、健康であるべきですよね。ファスティングの推奨プログラムの1部をご覧ください。
※ファスティング前後の準備食や復食、ファスティング中の代替食は、量を控えめにし、消化の悪いものは避けましょう。すりおろした果物がベストです。
オススメするのが、ベーシックの14日間。一見、大変そうに思えるかもしれませんが、ルーティンがほぼ決まっているので難しいことはありません。この14日間プログラムを月に1回、計3回行うことで結果が出やすいと言われています。「朝の目覚めが良くなった!」「疲れにくくなった!」など、身体の変化を感じることができるかもしれません。他にも、ファスティング中は肉や卵など、酵素を大量消費してしまう食材を控えることや、水分を十分に摂ること、芯から身体を温めること、良質な睡眠をとることなど、いくつかの基本ルールがあります。しかし、自分のペースで無理せず少しずつ始めてみることが重要です。
集中3日間のプログラムもありますが、まずはベーシック14日間でゆっくり身体をならしてみましょう。自分のライフスタイルによって、ファスティングの期間も調整できるので忙しい人にオススメです。
昼食の時間がなかなかとれない忙しい美容師にとって、意外とチャレンジしやすい健康法ですよね。まずは自身で試し、お客さまを飽きさせない1つの知識としてファスティングを身につけてはいかがでしょうか!
AUTHOR /masuda
趣味は占いに行くこと。好きなテレビは『がっちりマンデー!!』です。『Ocappa』→『BOB』→産休&育休→『ボブログ』を執筆したり『ボブログTV』の動画撮影に奔走しています。